文化財防災センター

CH-DRM Network,Japan

National Task Force for the Japanese Cultural Heritage Disaster Risk Mitigation Network

(終了しました)シンポジウム 『歴史が導く災害科学の新展開II -人の記録、自然の記憶-』開催のご案内

東北大学で、歴史学における災害史研究に関する講演と、被災史料の保全や過去の災害と向き合いながら研究を実践してきた歴史学、地理学、河川工学の研究者5名による報告、災害科学の展開についてのパネルディスカッションから成るシンポジウムが開催されました。

概要

日時 平成30年6月16日(土) 13:00~17:00
場所 東北大学災害科学国際研究所 1階 多目的ホール
主催 歴史文化資料保全大学間ネットワーク事業東北大学拠点、東北大学災害科学国際研究所
共催 人間文化研究機構、神戸大学
主幹 災害科学国際研究所:被害予測と軽減ユニット、アーカイブユニット
参加費  無料 (なるべく事前にお申し込みください。)※下記ホームページより
お問い合わせ先 災害科学国際研究所 災害文化研究室 蝦名裕一
Tel・Fax:022-752-2146
Email:ebin[アットマーク]irides.tohoku.ac.jp
ホームページ http://irides.tohoku.ac.jp/event/sympo-history.html  詳細はこちらをご確認ください。

 

<プログラム>

13:00-13:05 所長挨拶

◆講演 13:10~14:10
北原 糸子 (立命館大学歴史都市防災研究所 客員研究員)
「災害復興の歴史学 -明治三陸津波を踏査した山奈宗真の記録-」

◆研究報告 14:20~15:50
蝦名 裕一 (東北大学災害科学国際研究所 准教授)
「様々な歴史記録を用いた自然・災害の記憶の復元―岩手県宮古市を中心に―」
森口 周二 (東北大学災害科学国際研究所 准教授)
「2016年台風10号の岩手県岩泉町乙茂地区の被害分析 ~工学と歴史学の融合~」
高橋 誠 (名古屋大学大学院環境学研究科 教授)
「東日本大震災被災地の過去100年間の土地利用変化-地理学的観点から―」
川内 淳史 (神戸大学 特任講師)
「津波被災史料からみる大船渡の近代―地域社会の記録にみる自然・開発―」
添田 仁 (茨城大学 准教授)
「関東・東北豪雨の水損資料に記された水害と治水の記憶」

◇コメント
菊池 慶子 (東北学院大学文学部 教授)
加納 靖之 (京都大学防災研究所 助教)

◇パネルディスカッション 16:00~17:00
「人の記憶に学び、自然の記憶を探る」
コーディネーター:今村 文彦 (東北大学災害科学国際研究所 所長)

 

文化財防災体制構築に関する研究会にて、ローマ第三大学教授 カミッロ・ヌティ氏をお招きし、イタリアにおける文化財防災の取り組みについてご講演いただきました。

<日時>
平成30年1月31日
<会場>
京都国立博物館
<講演者>
カミッロ・ヌティ(ローマ第三大学教授)
<題>

2016年8月24日イタリア中部地震後のアマトリーチェの被害パターン(DL)


自然災害に起因する文化財への損傷を最小限に抑えるためのイタリアの非常事態管理(DL)

講演記録(日本語訳 PDF/英語原文 PDF)
※ヌティ氏のご厚意により、資料を掲載させていただきます。

講演の様子

【動画公開のご案内】
平成29年度文化財防災ネットワーク推進事業「文化財防災マニュアル」シリーズ第1弾としまして、
自然災害で被災し汚損してしまった紙資料のクリーニング処置例を紹介する動画を、専門家の監修のもとで制作いたしました。
ご活用いただければ幸いです。


ユネスコ(国際連合教育科学文化機関、UNESCO)の提言に基づき1959年にイタリアのローマに設立されたイクロム(文化財保存修復研究国際センター、ICCROM)は、文化財の保存と修復に関する様々な取り組みを行ってきました。その豊富な経験を活かして2016年にユネスコとイクロムによって編纂・刊行されたのが『Endangered Heritage, Emergency Evacuation of Heritage Collections』です。このハンドブックは緊急時における博物館・美術館等の施設が収蔵する文化財の救出・保全に関するマニュアルであり、一つの指針として広く用いられています。

『UNESCO・ICCROMによる 非常時における文化財の救出と保全の手引き』PDF
 本書は、ユネスコおよびイクロムの御理解を得て、このハンドブックを日本語訳し刊行したものです。
 文化財防災の活動にぜひご活用ください。

筑波大学東京キャンパスで開催されるフォーラム「福島の震災遺産と震災アーカイブズの構築」のお知らせをいただきました。

【1.趣旨】
東日本大震災から7年が経過し、被災地では様々な復興事業が進んでいます。大震災の記録を未来へ継承する活動でも、国立国会図書館の東日本大震災ポータルサイト「ひなぎく」に代表されるデジタルアーカイブ事業が各地で取り組まれています。しかしデジタルデータ以外の多様な形態の資料について、被災建造物など震災遺構の保全が話題となった以外は社会的関心をいまだ十分に集められておらず、その保全が大きな課題となっています。
この間、地震や津波に加えて原子力災害の被災地となった福島県では、他の被災県に先駆けて震災の記憶や記録の保全が取り組まれてきました。例えば福島県立博物館は、2014年度から「ふくしま震災遺産保全プロジェクト」を開始し、震災を物語る資料を「震災遺産」と名付けて資料の保全やアウトリーチ活動を展開しています。最近では、福島県が「東日本大震災・原子力災害アーカイブ拠点施設」基本構想を策定して建設準備を進めています。また、原子力災害で全町民避難を余儀なくされてきた富岡町・大熊町・双葉町の三つの自治体では、それぞれ震災の記録を未来へ伝えるための施策が始まっています。
こうした福島の取り組みは、ふくしま歴史資料保存ネットワーク(ふくしま史料ネット)を中心に情報が発信されてきたものの、福島県外の人々には情報が十分届けられていません。しかし震災の記憶は、地域住民のみならず日本内外の人々にとって未来へ伝えるべき重要な知識です。そして震災の記録は、今後の被災地復興を継続的に進める際の重要な文化情報資源です。これらの記録の保存と活用のあり方は、国や地元自治体に止まらず、アーカイブズ学、博物館学、知識情報学、歴史学、社会学その他多くの学術分野にとっても重要な課題と考えます。
そこで今回、福島県内各地における震災資料の保全と活用に関する現状報告及び関連コメントを用意し、この問題に関する情報共有と意見交換を目的としたフォーラムを開催します。
テーマは「福島の震災遺産と震災アーカイブズの構築」です。「震災遺産」や「震災アーカイブズ」は、近年の福島の被災地で語られ始めた言葉です。今回のフォーラムでは、福島の被災地が取り組むアーカイブ事業の現状をめぐる認識の共有を目指します。そして「震災遺産」や「震災アーカイブズ」への取り組みをめぐって幅広い知見を得る機会とできれば幸いです。

【2.主催】
科学研究費補助金基盤研究(A)「防災と被災地復興の基盤を形成する地域災害資料・情報学の構築―国際比較の観点から―」(課題番号:17H00772)(研究代表者:白井哲哉)研究グループ

【3.共催(予定)】
筑波大学図書館情報メディア系
科学研究費補助金基盤研究(S)「災害文化形成を担う地域史資料学の確立―東日本大震災を踏まえて―」(研究代表者・奥村弘)研究グループ

【4.後援(予定)】
福島大学うつくしまふくしま未来支援センター
ふくしま歴史資料保存ネットワーク
茨城文化財・歴史資料救済・保全ネットワーク

【5.日時】
平成30年4月30日(月・祝) 13:00~17:00

【6.会場】
筑波大学東京キャンパス文京校舎 1階  120講義室
112-0012 東京都文京区大塚3丁目29-1  ※東京メトロ丸ノ内線茗荷谷駅下車、徒歩3分
http://www.tsukuba.ac.jp/access/bunkyo_access.html

【7.定員・申し込み・参加費】
100名・参加自由・無料

【8.次第・報告者・仮題】
12:30 受付開始
13:00 開会、趣旨説明  筑波大学 図書館情報メディア系  白井哲哉
13:10 第1報告「ふくしま震災遺産保全プロジェクトについて」
福島県立博物館  高橋満氏
13:50 第2報告「双葉町における震災資料保全の取り組みについて」
双葉町役場いわき事務所 秘書広報課  橋本靖治氏
14:15 第3報告「大熊町アーカイブズ検討委員会の活動について」
大熊町役場会津若松出張所 企画調整課  喜浦 遊氏
14:40 第4報告「富岡町におけるアーカイブ施設の整備について」
富岡町役場 産業振興課  門馬 健氏
<休憩>
15:20 コメント1    神戸大学 地域連携推進室  佐々木和子氏
15:35 コメント2    筑波大学 図書館情報メディア系  水嶋英治氏
16:00 質疑応答・討論
16:50 閉会あいさつ 福島大学 行政政策学類  阿部浩一氏
17:00 閉会

【9.担当・問い合わせ先】
305-8550 茨城県つくば市春日1-2
筑波大学図書館情報メディア系 白井哲哉研究室  研究員 川上真理
e-mail:takahashi.mari.gm@u.tsukuba.ac.jp   TEL:029-859-1459(木・金)

郡山市民プラザで開催されるシンポジウム「ふくしまの未来へつなぐ、伝えるⅡ ―地元から立ち上がる資料保全と歴史叙述―」のお知らせをいただきました。

【開催趣意書】
ふくしま歴史資料保存ネットワークでは、2013年2月のシンポジウム「ふくしま再生と歴史・文化遺産」を皮切りに、懇話会・シンポジウムを継続的に開催してきました。
2017年6月のシンポジウム「ふくしまの未来へつなぐ、伝える」では、長期避難を余儀なくされた原子力災害の被災地域を中心に、保全と継承が喫緊の課題となっている地域資料のうち、歴史資料、震災遺産、民俗芸能、民俗技術などに関する新たな取り組みを紹介し、展示発表とあわせて具体的にわかりやすく現状と課題の発信と共有をはかりました。
被災地では地域資料・震災遺産の保全に向けてさらなる取り組みが進展するとともに、地元住民が自ら身近な地域の歴史を記録し叙述しようという動きも活発になっています。地域の歴史・文化遺産を護り伝える上で、地元住民たちの主体的役割は極めて重要です。それは被災地であるか否かを問わず、福島県内の諸地域、さらに全国各地において共通する課題でもあります。
今回のシンポジウムでは、「地元から立ち上がる資料保全と歴史叙述」をテーマに、福島県内各地で活動に取り組まれている方々のお話を伺いながら、「ふくしまの未来へつなぐ、伝える」ために必要なことは何か、ともに考える機会にしたいと思います。多くの皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。

【日 時】
2018年4月21日(土) 13時~17時30分(予定)

【会 場】
郡山市民プラザ大会議室(郡山市駅前二丁目11番1号 ビッグアイ7F)

【申し込み】
入場無料・事前申し込み不要

【主 催】
ふくしま歴史資料保存ネットワーク

【登壇者(敬称略)】
問題提起 阿部浩一(福島大学)
基調講演 西村慎太郎(国文学研究資料館)
個別報告 大河峯夫(郡山市)、鎌田清衛(大熊町)、佐藤俊雄(飯舘村)、
成田裕(大熊町役場)、藤田正雄(矢吹町) ※五十音順
意見交換 司会進行 阿部浩一・本間宏(公益財団法人福島県文化振興財団)