文化財防災センターの開設にあたって
日本は地震、台風、豪雨等、災害が多発する国です。これらの災害により被災する文化財は後を絶たないというのが現状です。
このような状況の中、わが国の文化財防災体制をさらに構築すべく、令和2年10月1日、独立行政法人国立文化財機構の本部施設として文化財防災センターが設置されました。
文化財防災センターでは、文化財が災害にあわないようにするための減災、被災した文化財をできるだけ迅速に救援するための体制づくりと技術開発、そして災害時の文化財の救援活動に対する支援という3つの使命を掲げています。
文化財防災センターは、これら3つの使命を果たすべく、多様な文化財に対する防災体制を構築するための様々な事業に取り組んでまいります。