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更新日:2016年11月15日 17:34

(終了しました)「第3回全国史料ネット研究交流集会」開催のご案内

1995年の阪神・淡路大震災を機に設立された歴史資料ネットワークを皮切りに、全国各地で20以上の史料ネットが立ち上がり、災害から歴史資料を保全し、災害の記録を保存する活動に取り組んでいます。2011年3月の東日本大震災では、国の被災文化財等救援委員会の活動とともに、史料ネット同士の連携と協力によって、地域に伝えられた多くの歴史・文化遺産が救出されました。2014年10月には国立文化財機構内に「文化財防災ネットワーク推進本部」が設置され、本年4月に発生した熊本地震を経て、歴史・文化遺産の防災に向けた全国的な連携体制づくりの強化が望まれています。 2015年2月、阪神・淡路大震災と歴史資料ネットワークの活動開始20年の節目に、神戸市で開催された第1回集会では「『地域歴史遺産』の保全・継承に向けての神戸宣言」が採択されました。東日本大震災5年の節目にあたる2016年3月には、被災地の一つである福島県内で第2回集会が開催され、被災地で取り組まれてきた活動から得られた経験を共有し、大規模災害に対する日常的な備えのあり方を展望しました。 昭和南海地震70周年の本年12月、愛媛県松山市において第3回集会が開催されるはこびとなりました。本会では「神戸宣言」をふまえ、地域の歴史資料を保全する実践に向けての連携を発展させるとともに、保全した資料を活用して、災害に強い地域社会をどのように創っていくかについても考えてみたいと思います。 ご多用中恐縮ではありますが、ぜひ全国から多くの関係者や一般の皆様にお集まりいただき、議論と交流を深めていただきますよう、お願いいたします。 開催日時:平成28年12月17日(土)13~18時 18日(日)9~13時 会場:愛媛大学南加記念ホール (〒790-8577 愛媛県松山市文京町3) 主催: 愛媛資料ネット/独立行政法人国立文化財機構 共催:愛媛大学法文学部/科学研究費補助金基盤研究(S)「災害文化形成を担う地域歴史資料学の確立―東日本大震災を踏まえて―」(研究代表者・奥村弘)研究グループ 協力:歴史資料ネットワーク/岩手歴史民俗ネットワーク/茨城文化財・歴史資料救済・保全ネットワーク/岡山史料ネット/香川県資料館協議会/鹿児島歴史資料防災ネットワーク(準備会)/神奈川地域資料保全ネットワーク/熊本被災史料レスキューネットワーク/こうちミュージアムネットワーク/四国ミュージアム研究会/地域史料保全有志の会/千葉歴史・自然資料救済ネットワーク/長野被災建物・史料救援ネットワーク/新潟歴史資料救済ネットワーク/福井史料ネットワーク/ふくしま歴史資料保存ネットワーク/NPO法人宮城歴史資料保全ネットワーク/宮崎歴史資料ネットワーク/山形文化遺産防災ネットワーク/ NPO法人歴史資料継承機構じゃんぴん/歴史資料保全ネットワーク・徳島/歴史資料保全ネット・わかやま/伊予史談会/愛媛ミュージアム研究会/愛媛県教育委員会/愛媛県歴史文化博物館/愛媛大学法文学部附属四国遍路・世界の巡礼研究センター 参加費:無料(事前申し込み不要) 問い合わせ: 愛媛資料ネット事務局 胡 光(えべす ひかる/愛媛大学法文学部) Tel:089-927-9316 E-mail:ebesu.hikaru.me@ehime-u.ac.jp 詳細は下記のチラシをご覧ください。