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その他| 文化財防災センター| 奈良文化財研究所
[本部・東京分室]センター設置作業
令和2年度となり、4月17日に開催された令和2年度国立文化財機構第1回役員会では、10月のセンター設置を目指した「文化財防災ネットワークセンター(仮称)設置準備室要項」が報告された。
準備室は7月・8月の2か月間でセンターが果たすべき役割の確定、及びそれを実現するための体制の決定を行った。すなわちセンター本部及び6施設の役割分担、そのための人員配置、文化庁・地方公共団体・文化遺産防災ネットワーク推進会議等との連携体制のあり方を検討し、事業の5つの柱(①地域防災体制の構築;②災害時ガイドライン等の整備;③レスキュー及び収蔵・展示における技術開発;④普及啓発;⑤文化財防災に関係する情報の収集と活用)を決定した。機構本部事務局とセンター本部の設置を引き受けた奈文研は、10月設置を前提とした設備関係の準備を進めるとともに、事務機能に関する作業分担を確定した。同時に10月1日のセンター開所式が行われた。