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更新日:2023年10月19日 10:44

水損書画の初期処置ワークショップを実施しました

 佐賀県立図書館は、鍋島侯爵家佐賀図書館(大正3年設立)を前身とする県立図書館で、約13万件の郷土資料・古文書の管理、調査、近世史料編纂、デジタル化事業、古文書講座の開講などを行なっている。今年度は、県内市町村の文化財担当職員を対象に、文化財防災をテーマにした講座を開講されるにあたり、当センターに講師を派遣し、水損書画の初期処置ワークショップを行なった。

1. 日時・場所:令和5年8月24日(木)14:15~16:15 佐賀県庁
2. 主催・共催:佐賀県立図書館、佐賀県文化課文化財保護・活用室
3. 参加者数:県内市町村文化財担当者 50名
4. 内容:「水損書画の初期処置について―文化財防災センターの活動」
(1)講義:ぶんぼうについて(鷲頭桂、文化財防災センター) 
(2)講義:水損書画の初期処置(鷲頭)
(3)講義:微生物被害と注意点(木川りか、九州国立博物館)
(4)実技:水損書画の初期処置(鷲頭)

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5. まとめ:
 佐賀県内では近年水害が頻発しており、県内市町村の文化財担当者の間では、文化財防災への関心・意識が高まっている。今回の研修を通して、災害時対応の具体例や、実習形式で水損資料の初期処置の導入部を紹介できた。