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更新日:2023年3月28日 13:46

鹿児島県立埋蔵文化財センター・文化財防災センター共催『文化財を災害から守る-現状と課題―』を開催しました

鹿児島県では、主に市町村の埋蔵文化財担当等職員を対象に、文化財に関わる最新の制度について知識を深め、業務に関わる技術習得を目的として、埋蔵文化財技術研修講座(調査研究法)を開催しています。

今年度は、昨今頻発する自然災害への備えとして、文化財防災をテーマにした講座を、文化財防災センターと共催で開講する運びとなりました。

両センターで協議し、文化財防災の現状、過去の被災・レスキュー事例について学ぶ講義と、水損紙資料の洗浄、乾燥方法を習得する実技を合わせたプログラムを企画、実施しました。受講者から多くの意見や質問が寄せられ、文化財防災の意識の向上につながる機会となりました。

【日時・場所】令和5年1月19日(木)鹿児島県立埋蔵文化財センター
【主催】鹿児島県立埋蔵文化財センター、文化財防災センター
【内容】
 講義1「文化財を災害から守る」髙妻洋成(文化財防災センター長)
 講義2「平成28 年熊本地震における文化財レスキュー」小泉惠英(九州国立博物館副館長)
 講義3「水損紙資料のレスキューと応急処置」髙妻洋成
 実技「水損紙資料の応急処置ワークショップ」中島志保(文化財防災センター研究員)
【受講者数】鹿児島県内市町村文化財担当者32名

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