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更新日:2015年3月14日 10:16

【推進室】国際専門家会合「文化遺産と災害に強い地域社会」を開催しました。

2015年3月14日~18日

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第3回国連防災世界会議テーマ別会合の様子

国際専門家会合「文化遺産と災害に強い地域社会」を開催しました。

平成27年3月14日から18日にかけて仙台国際センター等を会場に第3回国連防災世界会議が開催されました。国連防災世界会議は、国際的な防災戦略について議論する国連主催の会議です。今回の会議では,今後の国際的防災指針である「仙台防災枠組2015-2030」と、防災に対する各国の政治的コミットメントを示した「仙台宣言」が採択されました。(詳細は下記リンク参照) この会議にあわせて、国立文化財機構も「文化財防災ネットワーク推進事業」の一環として、文化庁等と共催で文化遺産に関する専門家会合「文化遺産と災害に強い地域社会」を開催し、ユネスコ等の関係者及び国内外の専門家50余名を迎え、添付のプログラムのとおり東京戦略会議と2つのシンポジウムを開催し、気仙沼等の被災地視察も実施しました。

この成果として、東京戦略会議で、出席者全員の合意により勧告文がまとめられました。

勧告文 PDF(英文)

解説はこちら

さらに、新しい防災の国際的指針である「仙台防災枠組2015-2030」の中に、防災投資に関連して文化遺産保護の重要性の一文が盛り込まれるなど、随所に文化に関する文言が記述されることとなりました。

今後、国立文化財機構では、これらを踏まえ、文化財防災ネットワークの構築に向けた関連事業のより一層の充実等に取り組んでいくこととしております。

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  「仙台宣言」「仙台防災枠組2015-2030」については以下のリンク先参照

第3回国連防災世界会議における成果文書の採択(外務省HP)