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普及啓発
被災文化財の保管場所環境管理ワークショップを開催しました
令和8年(2026)9月30日、被災文化財の保管場所における環境管理をテーマとしたワークショップを開催しました。
本ワークショップでは、被災文化財の保管場所における「作業者のための環境」と「文化財のための環境」の両立を目指し、保管場所の環境整備に必要なゾーニングの考え方やその具体的な方法について、講義や実習、グループワークを通じて学びました。
グループワークでは、会場である東京文化財研究所を被災文化財の一時保管場所に見立て、受け入れる文化財の特性や状態に応じた適切なゾーニングについて検討しました。各グループでは活発な議論が交わされ、検討結果の発表後には、講師陣による講評が行われました。
平時からゾーニングを意識した保存環境管理に取り組むことは、災害時における被災文化財の保管場所の確保や環境整備にもつながります。文化財防災センターでは、今後もこうした実践的なワークショップを通じて、文化財の保存環境管理に関する知識や技術の共有を図り、災害時の対応力の向上に取り組んでまいります。
【開催日】令和8年9月30日(水)10時〜16時
【会場】東京文化財研究所 地下会議室
【プログラム】
開会挨拶 犬塚将英(文化財防災センター 副センター長)
趣旨説明 千葉 毅(文化財防災センター)
講義①:一時保管場所とは--整備事例から見たその役割-- 森井 順之(奈良県世界遺産室)
講義②:文化財レスキュー活動におけるカビの問題と公衆衛生上の対策 高鳥 浩介(NPO法人 カビ相談センター)
講義③:平時の博物館におけるゾーニングと浮遊菌・付着菌 間渕 創(国立文化財機構文化財活用センター)
ゾーニングのための環境計測(浮遊カビの測定方法) 仁木真奈美・佐藤嘉則(東京文化財研究所)
グループワーク:東京文化財研究所を対象にした被災資料の保管場所の整備計画 水谷悦子(東京文化財研究所)
・気流調査の実演と実習
・グループディスカッション
・発表および講評
閉会挨拶 友田正彦(東京文化財研究所 副所長)
主催:文化財防災センター
共催:東京文化財研究所