• レスキューおよび収蔵・展示における技術開発| 東京国立博物館
更新日:2020年12月22日 01:20

【東博】各地の博物館・美術館における安全対策の現況調査

1222日(火)、沖縄県立博物館・美術館における防災対策の現状に関する聞き取り調査と収蔵庫視察を実施した。

同館は、かつて首里にあった沖縄県立博物館に新しく美術館を併設し、200711月に現在の那覇新都心(おもろまち)に移転・新設されたミュージアムである。主な防災対策としては、指定管理者が中心となり、定期的な防災設備等の点検、関係者向けの消防設備説明会、年2回の防災訓練が実施されており、今年度も新型コロナウイルス感染症対策として参加人数を制限した上で防災訓練を実施している。

今回、民俗収蔵庫と大型収蔵庫の2か所を視察したところ、収蔵棚への落下防止ベルトの設置など、必要に応じて転倒・落下対策が施されていた。その一方で、収蔵場所および作業場所の不足から、一部において安全対策を講じることが困難な様子もうかがえた。