• 普及啓発| 東京文化財研究所
更新日:2021年11月19日 17:14

文化財防災に関する研修会を山形県にて開催しました

文化財防災センターでは、2021年11月13日に、山形県の文化財担当者、博物館・美術館等の学芸員等を対象とした研修会「なぜ災害発生後に文化財を救うのか―文化財レスキューと心理社会的支援―」を東北芸術工科大学で開催しました。
今年度は新型コロナウイルス感染予防対策のため会場の定員を縮小しましたが、オンライン配信も実施することで多くの方にご参加いただきました。災害時に文化財を守ることの意義を改めて考える機会になりました。

主催:(独)国立文化財機構 文化財防災センター 
共催:(独)国立文化財機構 東京文化財研究所
後援:山形県・東北芸術工科大学・山形文化遺産防災ネットワーク

本研修会では、はじめに、山形県観光文化スポーツ部文化振興・文化財活用課の高橋詩織氏、山形文化遺産防災ネットワークの佐藤琴代表より、「山形県における文化財防災の取り組み」についてご報告いただきました。
さらに、東北大学災害科学国際研究所 J.F. モリス特任教授からは「資料保全と災害支援―歴史資料保存活動がなぜ、災害に強い地域づくりに貢献できるか―」、同研究所 上山眞知子特任教授からは「歴史文化遺産は個人と地域のレジリエンスを促進し、災害時の保護要因となる!」というタイトルでご講義いただきました。

【日程/会場】
令和 3 年 11月13日(土)/東北芸術工科大学
【参加者数】
会場12名、オンライン配信18名

研修会場の様子