理事長ごあいさつ

   文化財防災ネットワーク推進事業は、平成23年3月に発生した東日本大震災における被災文化財等救援委員会の活動を基盤に、今後発生が予想されている大規模災害に備え、文化財の防災に関するネットワークの構築を目的として、平成26年7月に発足しました。
これまでの4年に渡る活動では、国内の博物館・美術館・図書館・文書館・学会など24団体に参画して頂き、着実に連携体制を拡大・強化して参りました。また地方公共団体や地域史料ネットワーク等、幅広い分野の多くの皆様からご賛同を頂きましたことを深く感謝申し上げます。

   しかしながら不幸なことに本事業発足以降も自然災害が相次ぎ、今年に入ってからも地震や台風、豪雨、大雪による災害が日本の各地を襲っております。文化財につきましても、想定以上の災害に対する防災対策が必要となってきており、また被災文化財の救援体制の構築が一層急務となっています。このため私たちは、文化庁をはじめとする関係機関との連携・協力をさらに深め、文化財防災ネットワーク事業の推進・強化に取り組んでいく所存です。

   我が国の大切な文化財を未来に護り伝えるために、皆様方のご支援とご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

 

平成30年10月
文化財防災ネットワーク推進本部長
(独立行政法人国立文化財機構理事長)
松村 恵司

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