• レスキューおよび収蔵・展示における技術開発| 文化財防災センター| 東京文化財研究所
更新日:2022年3月30日 20:50

一時保管場所として使用されているプレハブ式収蔵庫の空気質調査

旧警戒区域から搬出した文化財を一時保管している福島県文化財センター白河館のプレハブ式収蔵庫での空気質の改善を目的として、福島県教育委員会と文化財防災センター、東京文化財研究所の3者で共同研究を行いました。 対象収蔵庫では、公衆衛生の観点で空気質の改善が求められましたが、経年による気中濃度の低減が認められなかったため、発生源の除去や換気といった積極的な対策が必要な状況でありました。そこで福島県が月1回の定期的な温度、相対湿度、空気質の測定、当センター及び東京文化財研究所が測定データの分析、放散源調査を担当し、調査を行いました。また簡易的な気中濃度予測を行い、適切な換気方法について検討しました。

これらの調査研究の結果を元に福島県と協議を行い、今後の施設運用に役立てることができました(福島県文化財センター白河館、令和439日(水))。   

本研究で得られた成果は、東京文化財研究所が刊行している『保存科学61号』(令和4年3月)で報告しています。

https://www.tobunken.go.jp/ccr/pdf/61/6104.pdf

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